「仙台げいのうの学校文化祭」に参加します

大学のゼミ活動として、仙合から「げいのう」の魅力と関わり方を地域の人々と考え発信している「仙台げいのうの学校」さんが主催の《仙台げいのうの学校 文化祭》に、企画協力として参加します。

これまで郷土芸能に関わりがなかった人たちに、郷土芸能を知って、少しでも興味を持ってもらうためには?というテーマで学生たちと企画を考え、芸能の担い手の想いを伝える「お面」をつくることになりました。

詳細は大学のウェブサイトをご覧ください↓

https://www.life.tohtech.ac.jp/safety/news/2024/01/19/2846/

<イベント詳細>
日時:2024年2月4日(日) 12:30開場
第1部 13:00~15:30 芸能公演・パネルトーク
第2部 15:30~16:30 交流会

会場:鐘崎総本店 笹かま館
<宮城の食と文化をまるごと楽しめる!>
(宮城県仙台市若林区鶴代町6-65)

参加費:
第1部 無料  
第2部 500円(笹かま”ぷっくら焼”体験付き)

内容:
<第1部>
○芸能公演 
出演(五十音順):
Atoa. (あとあ/仙台市宮城野区・創作和太鼓)https://www.atoa-official.com/
川前の鹿踊(かわまえのししおどり/仙台市青葉区・民俗芸能)http://datebunka.jp/cp/39/
杜乃七頭舞(もりのななづまい/宮城県黒川郡大和町・郷土から離れて活動する芸能)https://www.facebook.com/morino7zumai/

○パネルトーク 
登壇者(敬称略・五十音順):
菊池李沙(仙台鬼剣舞同好会)https://twitter.com/Sendaionikenbai/
高橋勅雄(Atoa.代表)
田中望(アーティスト、東北工業大学講師)https://www.tanakanozomi.net/
聞き手:小岩秀太郎(縦糸横糸合同会社代表、(公社)全日本郷土芸能協会常務理事、東京鹿踊)
進行:関美織(office ayumitoiro)

□同時開催 
東北工業大学 田中ゼミpresents げいのう創作屋台{げいのうの気持ちにふれる”お面”を作ろう!}
参加無料・こども参加OK!

<第2部> 
会場:杜のこんだてカフェ(笹かま館内 1階)

⚪︎交流会
『笹かまぷっくら焼き』を自分で焼いて食べながらの交流会。出演者も参加予定。どなたさまもお気軽にご参加ください!(申込みフォームより事前申込み・締切1/28  https://forms.gle/S33BLBdKsV3DpcYRA )

アクセス:
⚫︎仙台東部道路 仙台東インターより約5分・無料駐車場完備
⚫︎公共交通機関:地下鉄東西線 荒井駅 バスプール 1番のりばより
【仙台市営バス16系統】 若林体育館・東部工場団地経由 鶴巻循環
【仙台市営バス18系統】 岡田・新浜 行き
・「卸町東五丁目北」下車、すぐ
・地下鉄東西線やバスの時刻表は、「仙台市交通局ホームページ」をご参照ください。

主催・お問合せ 縦糸横糸合同会社
sendai.geinou.school@gmail.com

特別協力 株式会社鐘崎
アドバイザー 関美織 (office ayumitoiro代表)
制作協力 コーヒーと旅と本
助成 (公財)仙台市市民文化事業団「持続可能な未来へ向けた文化芸術の環境形成助成事業」

「アーティスト・イン・ホテル」プロジェクト @パークホテル東京

パークホテル東京 ウェブサイトより(https://parkhoteltokyo.com/ja/news/20230911/)

客室が丸ごとアート作品になっている「アーティストルーム」はパークホテル東京のシンボルとしてお客様にご好評をいただいています。全客室がアーティストルームの31階フロアに続き、34階フロアの客室もすべてアーティストルームにする予定です。そして、2023年8月より、34階の第11室目アーティストルーム制作を開始いたしました。
制作するのは、田中望さんです。

パークホテル東京 ウェブサイトより

制作開始日:2023年8月14日
制作場所:パークホテル東京34階 3420号室

詳細 https://parkhoteltokyo.com/ja/news/20230911/

季節展示(アートカラーズ) VOL.40 2023 夏 – 秋

季節展示(アートカラーズ) VOL.40 2023 夏 – 秋

期間: 2023年5月22日(月)~2023年11月19日(日)
時間: 11:00 a.m. ~ 8:00 p.m.
場所: アトリウム (25F)
料金: 無料
ご宿泊に関わらず、どなたでもご覧いただけます。

[キュレーション] アートフロントギャラリー ART FRONT GALLERY
[デザイン制作]Design Studio PHT
[映像制作] antymark annex
[主催]パークホテル東京

展覧会ウェブサイト https://parkhoteltokyo.com/ja/art-colours/vol40/

「知る・続く 在来作物プロジェクト」講演会のお知らせ

所属する「みやぎ在来作物研究会」で講演会を開催します。
テーマは『里芋の食文化~仙台芋煮と雑煮をめぐって~』。
「東北民俗の会」会長 佐藤敏悦氏をお迎えし、作物と食文化の関わりを紐解きます。

会場:せんだいメディアテーク
日時:2023/1/29 10:00〜

オンライン(zoom) でも開催の予定です。オンラインご希望の方は後日、アドレスをお送りいたします。参加ご希望の方は、氏名、ご連絡先、簡単なご住所(○○市〇〇町まで)を明記してmiyagizairai@gmail.com  までご連絡ください。

イベント詳細
https://www.smt.jp/projects/zairai/2022/12/post-4.html

蒜袋ネギの取材へ行く

12月13日はみやぎ在来作物研究会の取材で、大崎市三本木町蒜袋地区の農家・早坂さんのお宅へお邪魔しました。目的は在来作物の「蒜袋ネギ」。いまでは栽培している農家がほとんどおらず、収穫量も限られているため、幻のネギとも呼ばれています。根っこが太く、白い部分が短く、根本で分かれているという特徴があります。

蒜袋ネギ

詳しい歴史は分かっていませんが、資料によると、江戸時代後半に他の地域からタネが持ち込まれたのが始まりのようです。どのような経緯で早坂さんのお宅でも栽培するようになったのかは不明ですが、先代から大切に受け継ぎ、毎年6〜7月にかけて種取りをしています。

畑も見学させて頂きました。

写真の通り、栽培量はとても少なく、近くの道の駅に出荷はしているそうですが、とても貴重なものだというのがよく分かります。というのも、蒜袋ネギの知名度が少ないからだとか。早坂さんのお宅では学校給食にもネギを出してるそうですが、一般的な規格のネギの方が販売しやすく、そちらの方に比重を置いているようです。

また、栽培方法としては、かつては「やとい」(真っ直ぐに育ったネギを一度抜き、傾斜をつけた土の上に寝かせて土をかぶせることで、太陽に向かって伸びていく過程でネギが曲がって伸びていく)をしてネギを曲げていたそうですが、数年前からはそのまま真っ直ぐ育てているそうです。曲がりネギ系のネギなので、真っ直ぐといってもある程度のしなりは出ていて、甘味もあるとのことです。手間は倍(倍以上?!)かかってしまいますが、やといをして育てた蒜袋ネギは、より柔らかく甘味があるのかもしれないですね。

地域ではどんな食べ方が多いのか伺ったところ、「生」が多いそうです。刻んでお味噌汁に入れたり、お蕎麦や豆腐、納豆と合わせても美味しいとのこと。
お土産に貴重な根付きのネギを頂きました。食べるのが勿体無いくらいですが、大事に味わおうと思います。
取材をさせてくださった早坂さん、本当にありがとうございました。

大黒様のお歳夜

山形県庄内地方では、「大黒様のお歳夜」という風習があります。12月9日、各家々で大黒様をおまつりし、大黒様へ供えるお膳を用意します。献立はその家々で受け継がれてきた内容で若干の違いはありますが、概ね、納豆汁、黒豆ご飯、豆腐の田楽、はりはり漬け、そしてなんと言っても欠かせないのがブリコ(子持ちのハタハタ)の田楽です。これに加えて、まっか大根という、二股に分かれた大根もお供えします。これらには、まめまめしく、健康であるようにということと、子孫繁栄や子宝への願いが込められています。お膳は、大黒様の掛け軸の前に、手前側が掛け軸に向かうように備えられます。



私が昨年暮らした庄内町立谷沢地区でも、各家々で大黒様のお膳をお供えしていました。こちらでは、納豆汁に、芋がらだけではなくドンゴイ(イタドリ)が入っていたのが印象的でした。立谷沢では、春に採ったドンゴイを糠と塩につけておき、冬の間の保存食として食べる風習があります。コリコリとした食感が美味しいドンゴイの塩漬けは、煮物や炒め物にしても最高に美味しいです。

昨年はハタハタが不良で、他の魚で代用したご家庭もあったと聞きます。毎年この日になると、商店街の魚屋さんから、ハタハタを焼く香ばしい香りが漂うのも、大黒様のお歳夜の風物詩となっています。

昨年取材させて頂いた、道子さんのお家の大黒様のお膳の味を、懐かしく思い出す夜でした。